こんにちは、日吉機械化営農組合 の原です。
2月も半ば、ここ瑞浪市日吉町でも気温10度を超える温かい日が続く様になりました。
今日の様に青空の日は、少し動くと汗ばむくらい。農作業には今が一番快適なシーズンなのかもしれませんね。
さて、今日は今年入って第一回目となる麦踏みを行います。
トラックにトラクターを積んで、いざ畑へ!
畑は、事務所から5分程。
山の向こう側に、リニア鉄道 日吉トンネルの作業現場もあり、トラックの往来の為にと道路も整備されています。
さて、麦踏みを行う畑へ到着しました。
トラックを停めて、トラクターを降ろしていきます。
一面緑に育った麦の芽たち。
昨年末にお米の収穫を終えた現在、日吉高原の至る所に麦畑が広がっています。
麦踏みは、麦の成長に大切な作業。
麦踏みとは、秋に蒔いた麦が発芽した後、丈夫に育つように行う作業です。
こんな感じで、ロゼッタ状に広がった麦の芽を足で踏みつけてやることで、茎がたくさん分かれて収穫量を増やすことも期待できます。
そして、麦踏みをすることで根が強くなり、根の成長が期待できるのです。
が、地味な作業です。
伝統的な麦踏みは、このように足で麦の芽を踏みつけていく作業となりますが、これは非常に地味な作業。そして非常に非効率です。
っと言う訳で、やはりここは文明の利器のご登場!
先ほど荷台から降ろした、トラクターが活躍します。
トラクター後方には、このようなローラーが搭載され、麦の芽をローラーで踏みつけることができます。
ごろごろごろ~っと
ご~ろごろ
踏みつけられた麦の芽はクタ~っと潰れてしまっていますが、踏まれることでより丈夫に元気に育ちます。
踏まれても、また起き上がる。
畑の隅から隅を往復し、まずは一回目。
麦の状態を見て、また来月二回目の麦踏みを行います。
それでも、はやり地味な作業ですよね。
しかし、こうした地味な作業の積み重ねがあることで、より良い農作物の収穫が出来ると信じています。
これは数年前の麦の様子です。
写真は大麦(ダイシモチ)の写真ですが、5月の連休が過ぎる頃には、このように大きな麦へと成長してます。
大きな麦の穂をつけ収穫時を迎えます。
日吉高原で収穫される、もち麦の中には大変稀少とされるダイシモチがあります。
紫色のダイシモチには、ポリフェノールが豊富に含まれ健康食としても人気です。
お米に混ぜて炊けば、美味しく健康的な麦ごはんの出来上がり。
ゴシゴシと洗ってしまうと、色素が洗い出てしまう懸念もありますが、サっと洗ってご飯と混ぜたり、サラダに振りかけるなどして活用することも可能です。
岐阜県・日吉高原産の希少麦ダイシモチ「もち麦」は、下記通販サイトからも購入することが可能です。