日吉高原の稲刈りも終盤。
こんにちは、日吉機械化営農組合の原です。10月も中盤に差し掛かりますが、残暑が厳しいですね。日吉高原では一部の品種を除いて、ほとんどのお米の稲刈りが終盤を迎えます。
「実るほど頭が下がる稲穂かな」の言葉どおり、この異常気象の中にも関わらず今年も日吉高原のお米は上出来です。
名古屋よりご来客がありました。
そんな日吉高原に、名古屋から若い女性2名が稲刈りの見学に来られました。
こちら名古屋を拠点にタレント活動をされていらっしゃる志知美代子(しち みよこ)さん。
2019’ YAMAHAレーシングレディの所属経歴を持ち、写真集やシングルなどのリリースほか、ラジオやテレビの出演など多岐にわたり活躍。SDGsエバンジェリストとして活動の幅を広げられています。
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ちなみに、農業学校を卒業されており、なんと日吉機械化営農組合 板橋組合長の後輩にあたります!(親子ほどの年齢は離れてますが)
志知美代子さん
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https://twitter.com/7miyochan
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https://www.instagram.com/miyokoshichi/
もう一人の方は、璃朶(りた)さん。東海ラジオ金シャチ劇場『R’s VOICE THEATER』ラジオパーソナリティをはじめ、Youtubeチャンネルなど声優目指してがんばっていらっしゃいます。
璃朶(りた)さん
Twitter https://twitter.com/Rita_0fficia1
「昔の人は皆んな、こうやって手で稲刈りをしてたんですね・・・」っとその苦労を稲刈り体験を通じて実感されました。今日の体験をラジオのトークでお話頂けると幸いです。
お二人とも日頃より都市部にて活動されていらっしゃることもあり、瑞浪市の田園風景に終始癒されたとのこと。
現代はコンバイン(稲刈り機)を使ってブーンっと稲刈りが出来ますので、あっと言う間です。
お二人には、コンバインを使った稲刈りの様子を見学していただきました。
コンバインで収穫された稲穂は、トラックのコンテナへと移し込まれていきます。
「すっごーい!お米が出てくる!」っと普段目にすることのない光景に感動された様子。
ぼくたちにとっては日常の事で、あまり新鮮味はありませんが、こうして農作業を見学される方の視点で見つめることは ”よりよい農業” を発見することにとっても大切なことなのかもしれませんね。
コンバインに乗っての稲刈り体験!
っとここで、農業学校を卒業されている志知さんにコンバインを使った稲刈り体験をして頂きました。
「学校ではもっと小さいコンバインだったから、ここまで大きなのは乗ったことがないけど、やってみます!」っとチャレンジ精神の高い志知さん。
さすが農業学校卒業生。簡単なレクチャーだけですぐにコンバインを操縦されました。
勤務中にも関わらず申し訳ございません。思わずニヤついてしまいました。
コンバインに乗る経験って農業従事者でなければ、なかなかないと思えます。お二人に楽しんで頂けて本当に良かったです。
お米はライスセンターへ集積されます
場所は変わりまして、稲刈りで収穫された稲穂はライスセンターへと集積されます。
ここからは、日吉機械化営農組合 組合長の板橋がご案内いたします。ここが日吉機械化営農組合のライスセンター。
なんとこの場所に1600俵のお米が集積可能なんです。中には契約農家として収穫したお米もありますので、皆さんもご存じの銘柄のお米なんかもありますよ。
日吉高原のブランド米「がんばろ米」もご覧の通り。
集められた稲穂は、まず粗選機にて選別されます。
この中にドサーっと稲穂を流し込みます。
粗選機の中で不純物を取り除く作業が行われますが、稲を一緒にくっついてきたイナゴなんかも機械が選別してくれます。
”こんにちは、イナゴです”
選別された稲穂は、お米の種類によって各工程を経て行きます。
タッチパネル搭載のハイテクな機械なんですよ。
収穫されたお米は人々が食べるお米だけでなく、お餅用のもち米、日本酒などの酒米、養鶏など飼育用の飼料米などこの機械で用途別に加工が可能です。
ほか各工程の説明は省略しますが、こちらが籾すり機(もみすりき)。モミからモ殻を取り除いて玄米に仕上げる工程が行われます。
ちなみにこの籾殻を取り除く作業を脱稃(だっぷ)と言います。
先の機械で、加工された玄米はこの機械を通ってさらに選別されます。
実際に、玄米を見てみましょう。
玄米は、粒が揃ってきれいな状態で機械から排出されます。
ちなみに、このお米は岐阜県で有名なあのお米【龍の瞳】です!
えー!っと驚かれるのも当然です。あんな有名なお米が日吉高原でも作られているんですから。
ちなみに、この米袋は30kg。持てるかな?
二人ともすごい!30kgの米袋、持ち上げれたね!
楽しく工場見学をして頂けたようで、ぼくも嬉しいです。
ちなみに、ライスセンターに隣接してJAとうとさんが管理運営する低温倉庫があります。
この低温倉庫には、なんと2万俵のお米が集積可能とのこと。ものすごい量のお米がここに集まってきます。
収穫されたばかりの新米で炊飯
っという訳で、ここからは撮影スタッフ山田がお届けして参ります。
さきほど収穫されたばかりの日吉高原がんばろ米の炊き立てをお二人に食べて頂きたいと思います。
場所は、日吉町コミュニティセンターへと移動し、ここで洗米~炊飯を行わせて頂きました。
料理はお得な様子の志知さん。手際の良さを感じましたね。
ちなみに、今回はお米が一番美味しく頂けるよう土鍋を使って炊飯を行っています。
美濃焼の土鍋「SALIU炊飯土鍋」で炊飯
土鍋は、土岐市の陶磁器メーカー「東雲窯」さんよりご提供いただきました。さすがの美濃焼。耐熱性、蓄熱性にも優れ、ふっくら美味しいご飯が炊けること間違いなしの逸品。
▼SALIU炊飯土鍋の紹介記事
https://www.lolo-inc.co.jp/date/2015/10/
がんばろ米3品種の食べ比べ
日吉高原のブランド米「がんばろ米」には、ハツシモ、コシヒカリ、ミルキークイーンと3種類のお米ラインナップがあります。今回、お米の違いが分かるように、それぞれ同じ土鍋で炊き分けていきます。
ハツシモは、岐阜県奨励品種米として有名なお米。
米粒が大きく粘りは少な目。アッサリした味わいですので、丼ぶり飯などおかずの引き立て役にぴったりなお米です。
コシヒカリは、どんな料理にも合うお米。
コシヒカリは、美味しいお米の大定番、甘くておいしく 万人受けするお米の代名詞。 ツヤがあり、粘りと旨味のバランスが良く、どんな料理にも合うお米。
ミルキークイーンは、白く美しく甘いお米。
白くて美しいミルキークイーン。もちもちした食感で、冷めても味が大きく変わることなく美味しく食べられます。ほんのりとした甘みがあって、粘りが強く、味もしっかり感じられるので少量でも満足感が得られます。【2020年国際コンクール金賞受賞】
同時スタートで土鍋に火をかけます。
日吉町のコミュニティセンターにはガスコンロが3か所もあり、とっても便利。
一斉に土鍋を火にかけてよーいスタート!さて、どんなお米が炊けるのでしょうか。
弱火にて8分。15分蒸らしていきます。
田園で実食!
場所を移しまして日吉高原の田園です。黄金色の稲穂を眺めながら、炊き立てご飯をいただきます!
左から順番に、コシヒカリ、ミルキークイーン、ハツシモ。
熱々の蓋を開けると・・・
じゃーん!
どのお米も新米の豊かな香りが漂っています。水分量も炊飯時間も問題なかった様子。
お米一粒一粒が立っていて美味しそう!
艶艶で粘り気もしっかりあります。
板橋組合長に試食。
炊きあがった新米を板橋組合長に試食していただきます。
「うん。艶も香りも良い。水加減、火加減もバッチリだね」厳しい表情でしたが、高評価なファーストインプレッションで安心しました。
「じゃ、いただきます」っとそれぞれ3品種を実食。
「うん。美味い!」っとはなまるをいただきました♪
今朝産み立ての玉子を頂きました。
瑞浪市日吉町の養鶏所「サンエッグファーム瑞浪第二農場」さんの玉子なんですが、そのビジュアルにびっくり!手前の玉子「アローカナ」と呼ばれる鶏の玉子ですが、まるで任天堂のヨッシーの玉子のように緑色してるんですよ!
とても気になりますが、あとで卵かけご飯で頂きます。
新米で炊き立ての白飯!
土鍋で炊いた新米はとにかく香りが良いですね。蒸らしの間も甘くて、お米本来の香りが充満してました。
艶っつやなお米。「こっちがミルキークイーンで、あっちがハツシモね・・・」っと皆さん食べ比べに真剣。
いつも食べているお米と全然違う!それぞれのお米に甘味や粘り、味のキレなどの特徴を感じることが出来ました。
おにぎりにして食べても美味しい!
それぞれのお米をおにぎりにして食べてみましたが、冷めても美味しいんですね!
あまりにも美味し過ぎて、こんなシーンを思い出しちゃいます。
穫れたて、炊き立て、そして田園の真ん前の青空レストランで食べる日吉高原のおにぎり。本当に美味しかったです。
TKGでも楽しみたい!
先ほど板橋組合長よりいただきましたアローカナの玉子を使って、卵かけごはんも頂きます。とにかくめっちゃ固い殻でしたので、中から恐竜が出てくるんじゃないかってほどでした。化石の町、瑞浪市だけあって(笑)
中からはトローリとした黄身が。
お醤油は、大竹醤油造醸場。
TKGのお醤油は、土岐市土岐津町にあります大竹醬油造醸場さんの金ラベルしょうゆを使わせて頂きました。
▼大竹醬油造醸場ウェブサイト
https://www.yamagobou.com/
ちなみに、大竹醬油さんで使われている醤油や味噌は日吉高原産の大豆を使って頂いています。
中でも美濃路「日吉」や田舎味噌は、学校給食にも使って頂いていますので、言い換えれば幼いころから慣れ親しんだ味噌汁の味なのかもしれません。
ほか、ご飯のおともに瑞浪市が誇るブランド豚「ボーノポーク」や、
瑞浪市産の和紅茶「澪」特選緑茶「瑞」なども美味しくいただきました。
せっかくなので集合写真を
実は、毎年この時期になると集合写真を撮るようにしています。
せっかくのタイミングですので、お二人にも加わっていただき集合写真を撮りましょう!
「はい、チーズ!」っと昭和ながらの撮影キューですが、みんないい笑顔。去年よりめっちゃいい顔しとるのは、気のせいではない。事務所の額縁に飾らせて頂きますね。
農業を通じて、自然や食の魅力を発信したい。
志知さん、璃朶さん、本日は楽しんでいただけましたでしょうか?
これからも日吉機械化営農組合は、皆さんに食の安全と美味しいお米づくりに励んで参ります。
またこれからを担う若手にも日吉町の文化や自然の良さを通じて、農業のやりがいや素晴らしさの魅力発信にも努めて参りたいと思います。また遊びに来てくださいね。
新米の予約受付スタート!
日吉高原オンラインストアにて、今回お二人に召し上がっていただきました新米を販売しております。ぜひお試しください。